中韓両國の産業間の相互補完性は、中韓貿易?投資関係の緊密化の主因である。中國は資源密集型?労働密集型の商品で韓國に対して優勢を占め、韓國は資本密集型の重化學工業で中國に対して優勢を占める。両國は主に、ゴムおよびゴム製品、紙およびボール紙、印刷品、ボイラー、機械製品で競合を展開している。
中韓両國の投資を巡る協力が驚異的な発展を遂げ、特に韓國企業の中國での投資額が急増した。國連貿易開発會議(UNCTAD)が2012年年初に発表したデータによると、2011年の世界の海外直接投資総額は約1兆5000億ドルに達し、2010年の1兆3000億ドルから15.4%増となった。2011年の韓國の海外直接投資額の増加率は世界平均を大きく上回り、前年比21ポイント増となり、過去最高の投資額を記録した。中國の巨大な國內市場は、3?4萬社の韓國企業を引きつけた。サムスン、LG、現代自動車等の韓國の大企業が、中國市場を主戦場とした。
関連情報によると、中韓FTAの締結は2つの段階に分かれる。第1段階は民間投資に関連し、中韓FTA協議の方針を確定する。第2段階は、確定された方針について具體的に協議する。中韓FTAはすでに3回に渡り會談を開いている。日本および周辺諸國との関係が悪化を続ける中、中韓両國の互恵関係を強化するため、FTA締結がさらに加速される見通しだ。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2012年10月23日