A株市場は27日、下落して始まった後下げ続け、終日閑散な取引となった。しかし、一部新興國の株式市場が大幅安となったのに対し、米國の量的緩和(QE)縮小への警戒感の強まり、1月のHSBC中國製造業購買擔當者景気指數(PMI)が6カ月ぶり低水準を記録したことなどの悪材料の影響を受けても、上海総合指數の下げ幅は約1%に止まり、市場の流れに逆らって大幅上昇となった銘柄も多くあり、A株市場の地合いの強さが伺える。28日付中國証券報が伝えた。
市場関係者は、「複數悪材料の影響により、へび年(舊暦)年末のA株市場の市況に多くの不確実性があるが、一部業績好調銘柄が市場の流れに逆らって大幅に上昇しているという現象は注意に値するものである。春節(舊正月)連休明けのうま年の始まりにご祝儀相場があるとすれば、好業績の下支えのある銘柄が中心に買われるはずだ」と指摘する。
「中國証券報」より 2014年1月28日