天宮2號は「天宮1號」をベースに開発された宇宙船で、外観はまったく同じだが任務內容は異なる。天宮1號はドッキング目標機で、有人宇宙船とのドッキング実験任務を擔當した。天宮2號は中國初の宇宙補給機能を持つ有人宇宙実験室で、宇宙飛行士の30日間の駐留、推進剤の宇宙補給技術の試験を初めて実現し、他にも多くの科學実験を行う。
中國航天科技集団公司第五研究院宇宙実験室システム副チーフデザイナーの廖建林氏によると、天宮2號は科學裝置が高級になり、積載量が増え、內部環境が改善され、さらに先進的な設備も搭載された。
注目すべきは、天宮2號のシステム設計のモジュール化だ。これにより問題発生時のスムーズな交換と、軌道上のメンテナンスが可能になる。これは中國の宇宙事業で初の快挙だ。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2016年9月14日