躍進中のMSCI中國指數（チャイナ?インデックス）は先ほど、2015年7月ぶりの高値をつけた。多くの投資會社は、資本市場の中國経済の「新たな原動力」への自信もまた、この優れた數値を示す指數と共に、美しい上昇カーブを描いていると判斷している。

招銀國際証券駐香港ストラテジーマネジャーの蘇沛豊氏は「科學技術関連銘柄の高騰が、MSCI中國指數の上昇の主因だ。伝統的な経済関連銘柄を上回る勢いを維持しそうだ」と指摘した。

投資家から広く參考にされているMSCIは、モルガン?スタンレー?キャピタル?インターナショナル社が算出する、世界のファンドマネジャーが最も多く採用する基準となる指數だ。MSCI中國指數はH株、B株、レッドチップ株、民間企業株、米國で上場中の中國株からなる。情報技術業界は同指數において、35％という圧倒的な割合を占めている。工業製品、金融などの関連銘柄がこれに続く。

中國の李克強総理は今年の政府活動報告の中で、中國経済の強化を続ける「新たな原動力」は、「新天地」の発展を支えていると指摘した。

好調なMSCI中國指數は、新たな原動力の力強い発展の縮図だ。中國の戦略的新興産業の今年第1四半期の成長率は10％、ハイテク産業は9.2％。國內発明特許の取得件數は55.3％増。新エネ車の生産臺數は80％以上の成長率を維持している。醫療機器、スマート電子製品、環境保護関連設備の生産も、高い成長率を維持している。

さらに重要なことに、新たな原動力は中國経済の安定的な前進を力強く支えるほか、伝統的な原動力の改造?アップグレードの加速を推進する。今年1?4月の中國製造業の技術改造投資額は7.9％増となり、製造業全體の投資を3ポイント上回る伸び率となった。製造業全體の投資に占める割合は44.2％で、前年同期を1.3ポイント上回った。