米ホワイトハウスのサンダース報道官は14日、米國は現在、中米貿易黒字を1000億ドル減らすよう中國に求めていると語った。サンダース報道官のこの話は、トランプ大統領が先週この問題について論じた際に「0」を2つ忘れたのではないかとの外部の推測を裏付けるものとなった。トランプ大統領は7日、米中貿易赤字を「10億ドル」減らしたいとツイッターで投稿していた。中米間の巨大な貿易の數字を考えると、トランプ大統領の10億ドルという數字はおかしい。大國の大統領がわざわざ言わなければならないような額ではない。10億ドルはやはり1000億ドルだったことがわかった。

　ロイター社の記事によると、サンダース報道官は14日、トランプ政権は現在、対米貿易黒字を1000億ドル減らすよう中國に圧力をかけていると語り、トランプ大統領の投稿をめぐる疑念を晴らした。トランプ大統領は7日、中米貿易の不均衡を10億ドル減らす計畫を検討するよう中國に求めたとツイッターに投稿していた。サンダース報道官はこれについて「トランプ大統領は1000億ドルのつもりで打ち間違えた」と語った。

　ロイター社によると、米國政府が中國に1000億ドルの黒字削減目標をいかに実現してほしいのかについて、サンダース報道官は詳しく述べていない。大豆や航空機などの米國の商品の購入を増やせばそれでいいのか。中國が産業政策を調整して國有企業への補助を減らすことを求めているのか。鉄鋼やアルミニウムの生産能力をさらに削減すべきなのか。1000億ドルの黒字削減が、中國の投資政策に対する米國の不満を解消できるのかもまだわからない。

　「情報筋によると、トランプ政権は、より多くの自動車や航空機、大豆、天然ガスを中國が輸入し、対中貿易赤字を1000億ドル削減するというワシントン側の目標を達成することを望んでいる」。英紙「フィナンシャル?タイムズ」によると、1000億ドルの要求は、昨年の3750億ドルにのぼる中米商品貿易赤字の4分の1以上を占める。ホワイトハウスが高い要求を掲げても、中國がこれを達到するのは難しい。中國側の最初の反応は、赤字削減の指令式の要求は、市場を主導とした処置方式には合致しないというものだった。ある學者は、數字を設定することは雙方がこの問題で「実務的な態度」を取ることを助けるだろうが、「硬直的な目標」になれば意味がない。