2024年の「投資中國」イベントがこのほど、獨バーデン=ヴュルテンベルク州の州都シュトゥットガルトで開催された。ドイツの政治家やビジネスマンは、中國経済の先行きを楽観しており、ウィンウィンを求めてドイツと中國の協力強化に期待を寄せた。
ドイツ連邦議會獨中議員部會のフリードリッヒ會長はイベント中に新華社記者の取材に応じ、「各國の経済発展には常に高低の起伏がある。私は中國経済が十分に強大かつ穏健で、上向きの発展が続くと思う」と話した。同氏は、今回參加したドイツ企業が中國経済に対して前向きで楽観的な姿勢を示しており、中國経済がドイツにとって非常に重要だと答えた。
元バーデン=ヴュルテンベルク州副知事のヴァルター?デリング氏はイベントで新華社記者に対し、醫療技術、バイオテクノロジー、環境などの分野においてますます多くのドイツ企業が中國で活躍し始めているとの見解を示した。
ドイツ経済研究所のレポートによると、2023年のドイツの対中直接投資額は前年比4.3%増の119億ユーロで、過去最高を記録。ドイツの海外投資総額に占める対中投資の割合は10.3%と、2014年以來の高水準だった。
「中國は世界最大の市場の1つで、大きな成長の潛在力を有する」。中鏈公司のマティアス?ミラー社長は、1萬社近くのドイツ企業が中國で活動していることが、中國市場の魅力を証明しているとの見解を示した。
「大企業は市場がどこにあるかを知っており、獨BASFは昨年、中國で大規模な投資を進めた」。ドイツ中小企業聯合會代表のフリーデマン?ヘハス氏は記者に対し、「我々はドイツと中國の協力がさらに進むと信じている」と話した。
ばねを手がける獨ケルン?リーバース(KERN-LIEBERS)が1993年に江蘇省太倉市で、50萬マルクを投じて従業員6人、400平方メートルの賃貸工場を建設した。同社は30年の間に太倉で11回にわたる追加投資を実施、今では7萬平方メートルの自社工場を持ち、年間生産高が15億元で、グローバル事業に占める中國の割合が最大となった。
同社のフォン?ライナースドルフ最高財務責任者は記者に「我々は常に地元政府の力強い支援を感じており、我々が遭遇した困難と試練はすべて地元政府との緊密な協力によって解決されてきた」と話す。
同氏は「太倉での成功體験をもとに、數年前に中國の天津市で2番目の支社を設立した。中國の拠點拡大が市場開拓につながるはずだ」としている。
また、中國とできる限り多くの交流を進めれば、特に若者を中心により多くの人にとって中國を理解する機會が増え、そのチャンスに気づかせられるとの考えを示した。「この國、この國の活力、未來に対する人々の情熱を見れば、ドイツ経済にとって中國との協力がいかに重要であるかが分かるだろう」。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2024年4月14日