中國(guó)有人宇宙プロジェクト弁公室によると、中國(guó)有人宇宙プロジェクトの第4回宇宙飛行士選抜がこのほど終了し、香港とマカオ特別行政區(qū)からの2人を含む10人が最終的に選ばれた。10人は今後、中國(guó)宇宙飛行士科學(xué)研究訓(xùn)練センターで全面的かつ體系的な訓(xùn)練を受ける。また、中國(guó)の有人宇宙飛行で國(guó)際協(xié)力が深く推し進(jìn)められていることに伴い、今後は中國(guó)人以外が宇宙飛行士に選抜されて訓(xùn)練に加わり、中國(guó)の宇宙ステーションに滯在して任務(wù)を遂行することになる。
中國(guó)人は太古から月や宇宙に憧れてきた。唐(618-907年)の最盛期の詩(shī)人の李白は「?jìng)槪à趣猓─艘菖dを懐き壯思飛ぶ。青天に上って明月を覧(み)んと欲す(共に壯大な感興を抱き、その盛んなる思いを馳せて青天に上って明らかなる月を見よう)」の有名な詩(shī)文により偉大な理想を表した。その後、宋代(960-1279年)の文豪の蘇軾は「知らず天上の宮闕、今夕これ何年(天上の宮殿は、もう何千何萬(wàn)年?yáng)绚à皮い毪韦夥证椁胜ぃ工雀瑜盲俊¥丹椁私F(xiàn)代に至り、毛沢東は「九天に上りて月を攬(らん)すべし、五洋に下りて鱉(へつ)を捉うべし(天に上って月をつかみ、大洋に下ってスッポンを捉えよう)」と吟じ、「天の神と高さを競(jìng)いたい」といった豪壯な大志を示した。これらの詩(shī)文からは、月を探ることを追い求める中國(guó)人の心情が見えてくる。
中國(guó)は1970年4月に初の人工衛(wèi)星を打ち上げることで、宇宙開発の時(shí)代を迎えた世界で5番目の國(guó)になり、1970年代半ばには帰還式リモートセンシング衛(wèi)星、1980年代初頭には通信衛(wèi)星、1980年代末には気象衛(wèi)星の打ち上げにそれぞれ成功した。これら衛(wèi)星はシリーズ化と新モデルへの更新により、中國(guó)の社會(huì)と経済の発展、國(guó)防、さらに世界範(fàn)囲の気象予報(bào)や通信ネットワークの構(gòu)築に貢獻(xiàn)してきた。
習(xí)近平國(guó)家主席は「中國(guó)は各國(guó)との交流と協(xié)力を強(qiáng)化することで、宇宙の秘密を共に解き明かしていく。宇宙の平和利用を推し進(jìn)め、宇宙技術(shù)を生かして各國(guó)の國(guó)民によりよい幸せな未來(lái)をもたらす」と繰り返し表明してきた。中國(guó)はこの理念を一貫して実踐している。中國(guó)が獨(dú)自開発した北斗衛(wèi)星測(cè)位システムは1994年から2020年までの26年の歳月を費(fèi)やして完成した。北斗システム関連の基礎(chǔ)製品は120の國(guó)と地域に輸出され、東南アジア諸國(guó)連合(ASEAN)、南アジア、東歐、西アジア、アフリカなどの各地で応用されている。
近年、北斗システムはモノのインターネット(IoT)、自動(dòng)運(yùn)転、人工知能(AI)、ブロックチェーンなどの最先端技術(shù)と融合し、新興産業(yè)群と融合して発展することで産業(yè)構(gòu)造を改善し続け、そのモデルチェンジを促進(jìn)している。北斗システムは中國(guó)の各産業(yè)だけでなく、世界範(fàn)囲で利用され人類に幸せをもたらしている。
中國(guó)の宇宙開発事業(yè)は中國(guó)の夢(mèng)の一環(huán)でもある。宇宙開発技術(shù)は効果をもたらす分野が最も広い技術(shù)分野であり、科學(xué)研究と技術(shù)の開発を推し進(jìn)めるほか、より広い分野で人類に幸せをもたらすことができる。
中國(guó)は2019年から、國(guó)內(nèi)に向けて宇宙における科學(xué)実験と技術(shù)試験のプロジェクトを募集するとともに、國(guó)連のすべての加盟國(guó)に向けて、宇宙ステーションを開放してきた。有人宇宙船「神舟15號(hào)」の打ち上げと「神舟14號(hào)」の帰還に伴い、中國(guó)の宇宙ステーション「天宮」は基本的に完成し、常態(tài)化された運(yùn)用段階に入った。「天宮」は史上初の、國(guó)連全ての加盟國(guó)に向けて開放される宇宙ステーションとなった。これまでにスイス、ポーランド、ドイツ、イタリアなど17カ國(guó)の23機(jī)関による9件のプロジェクトが中國(guó)の宇宙ステーションでの科學(xué)実験第1期プロジェクトとして採(cǎi)用された。中國(guó)は宇宙ステーション実験モジュールの共用のほか、協(xié)力プロジェクトのために無(wú)償で運(yùn)搬を請(qǐng)け負(fù)う。
國(guó)連宇宙局(UNOOSA)のシモネッタ?ディ?ピッポ局長(zhǎng)は、「中國(guó)の有人宇宙飛行計(jì)畫は世界で最も系統(tǒng)的で最先端の計(jì)畫の一つであり、人類にさらに多くの幸せをもたらすことになる。中國(guó)の宇宙ステーションの國(guó)際協(xié)力プロジェクトは人々を奮い立たせるものであり、中國(guó)の技術(shù)と経験による恩恵を多くの國(guó)にもたらす。有人宇宙事業(yè)の國(guó)際協(xié)力とその能力の樹立を推し進(jìn)め、人類の宇宙空間に関連する科學(xué)技術(shù)の応用と知見を促進(jìn)し、より多くの國(guó)、特に発展途上國(guó)を宇宙開発分野に導(dǎo)くことは、『持続可能な開発のための2030アジェンダ』に貢獻(xiàn)する」と述べ、より多くの國(guó)連加盟國(guó)が中國(guó)との協(xié)力に參畫するよう呼びかけた。
習(xí)主席は、「中國(guó)の夢(mèng)を?qū)g現(xiàn)させる目的は中國(guó)人民だけではなく、各國(guó)人民に幸せを與えることだ」と繰り返し強(qiáng)調(diào)してきた。今後は、外國(guó)人宇宙飛行士が中國(guó)の宇宙ステーションでの任務(wù)を遂行することも可能となる。志を同じくする者は、海や山を隔てようともへだたりを感じない。中國(guó)は宇宙事業(yè)で、共同作業(yè)者を招いて共に前進(jìn)していく。(CMG日本語(yǔ)部論説員)
「中國(guó)國(guó)際放送局日本語(yǔ)版」2024年6月23日