|
范季融氏、胡盈瑩さん夫妻が中國に寄贈した青銅器。 |
「中國政府はこれまで一貫して法的および外交手段を通じ、不法流出文物返還問題処理をめぐる國際社會の法的枠組みと原則に基づき、國際協力により、法により不法に國外流出した中國文物の追跡を続けている」。國家文物局の単サイ翔?局長は23日北京の國子監でメディアに対してこのように述べた。同日午後、米國華僑の収集家?范季融氏、胡盈瑩さん夫妻からの文物寄贈式典が國子監で行われた。寄贈されたのは秦公?晉侯の青銅器9點で、いずれも1990年代に不法に國外流出したもの。
「私たちは愛國華人?華僑を含む國外友好機構や人々を歓迎し、國外流出した中國文物が寄贈、返還されることを希望します。流出した文物の所有権を放棄しない前提で、國際公約の精神と慣例に基づき、善意で文物を寄贈する人には公正かつ理にかなった補償を行い、より多くの流出文物が祖國へ帰ることを促進します」。単局長はさらに、「ここ數年來、國外関連博物館および収集家の意思疎通、協力を通じ、多くの流出文物が中國に戻っており、今回も范季融氏、胡盈瑩さん夫妻が青銅器9點を中國政府に寄贈してくださいました」と述べた。
また、このほど國外で競売された乾隆帝の玉の印について、単局長は、「中國政府は國外流出した中國文物の問題を高度に重視しており、不法流出文物が元所有國に返還されることを支持し、中國文物の競売による強奪や不法流出に反対であり、國內機構および個人がこれらの文物を購入することには賛成しない。我々は各國オークション機構に対して関連國際公約の精神と職業道徳の原則を遵守するよう呼びかけており、利益を損なうことになり、文物が流出した國の人民の感情を尊重すべきだ」と重ねて強調した。(編集HT)
「人民網日本語版」2009年11月24日
|