夏休みに入り、古代から現代に至る知識を1カ所で學べる博物館が來館者のピークを迎えている。多くの博物館は夏休み期間に開館時間を延長し、さらには「ナイトツアー」や「24時間博物館」などを企畫している。サービス時間を延長し、人々の需要に合わせている。
來館者が6月27日、北京大運河博物館で「古蜀文明の秘密に迫る――三星堆と金沙展」を見學した。(新華社記者?陳鐘昊撮影)
人気博物館は近年、入場券の購入が困難になっている。來館者はその貴重な収蔵品を一目見ようと長蛇の列を作る。特に夏休みは午後の部を見終わらないうちに閉館時間になることがある。「博物館は殘業できないか」という呼び聲は、人々の精神文化への旺盛な需要と、優良サービスを供給する能力の間の矛盾を反映している。
一部の地方はこの矛盾を解消するため、対応している。例えば陝西歴史博物館、三星堆博物館、湖南博物院などの人気博物館は開館時間を延長している。中國國家博物館などは昨年より予約枠を拡大し、新たな入館ルートを設置している。
近年は國レベルで、公共文化サービス施設の開館時間の適度な延長が呼びかけられている。文化?観光部などの3部?委員會は2021年に「公共文化サービスの質の高い発展の促進に関する意見」を通達し、時間差開館と開館時間の延長をさらに強化し、夜間サービスの提供を奨勵するとした。國家文物局は今年7月1日に「2024年夏休み期間博物館開放サービス活動の徹底に関する通知」を発表し、重點施設及び人気施設は実情に基づき、開館時間を適度に延長し、オンライン展示を企畫するといった手段により、來館者の需要を最大限に満たすと明確にした。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2024年7月17日