中國青年報は「中國政府は、エネルギー安全保障と環境の持続可能性の問題において、最大?最難の試練に直面している」と報じた。これは19日の「中國EU商工會議所円卓會議」でエネルギー部會が出した結論だ。
これらの試練には▽急速に進む工業化?都市化?機動化の中で、環境改善を求める人々の要求をいかにして満足させ、安価でクリーンで使用に耐える、便利な各種のサプライを提供するか▽國際原油価格の高騰を背景に、各地で環境汚染が深刻化し改善が急務となっている現狀を抱えながら、溫室効果ガスの排出削減を求める面でますます高まる國際的圧力にいかにして対応するか。現在の國際情勢の下で、いかにして國內原油価格を國際水準にある程度近づけると同時に、経済への衝撃に対処するか――などが含まれる。
エネルギー部會は25社余りのEU企業で構成。加盟企業の中國での06年の総収入は150億ユーロ、累計投資額は160億ユーロ以上、中國での累計従業員數は8萬1000人に上る。EU最大のエネルギー企業、設備メーカーが共に參加しているため、エネルギー部會による評価や提言の參考価値は高い。
エネルギー部會は、06年の時點で中國は省エネ?排出削減目標を達成できていないと指摘。一方、中國指導部は第11次五カ年計畫の目標を2010年までに達成すべく、07年から努力を強化し、具體的政策を多數打ち出している。エネルギー部會は、エネルギー産業分野での中國政府のいくつかの進展を認め、歓迎している。
「人民網日本語版」2008年6月20日 |