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國土資源部の徐紹史部長は9日午後に開催された舟曲県の災害救援緊急會議で、今回の土石流災害の主な原因を5點にまとめた。
第一が地質的、地理的原因。舟曲県は全國でも山崩れや土石流、地震の三大地質災害が多発する地域だ。徐部長によると、舟曲一帯は秦嶺西部の褶曲帯で山體の分化や破壊が深刻であり、地質災害が起こりやすい。
第二は「5?12(5月12日)」の四川大地震で山體がゆるんだことだ。徐部長によると、舟曲はこの地震で被害が大きかった地區の一つで、地震により舟曲の山體がゆるんで山崩れが起こりやすくなった。一般に山體が地震前の水準に戻るには少なくとも3から5年かかる。
第三が気象的な原因だ。今年、國內の大部分の地方は深刻な旱魃にみまわれ、巖體や土が縮小して亀裂が現れ、豪雨にみまわれると雨水が亀裂に浸入して地質災害が生じやすくなっていた。
第四が短期間の豪雨や大雨だ。巖體に亀裂が生じたため、短期間での豪雨や大雨が巖體の奧深くに入り込み、巖體の崩壊や滑落を招き、土石流を生じることになる。
第五が地質災害の突発性という特徴だ。徐部長によると、地質災害は潛在性、突発性、破壊力が大きい。今年國內で発生した地質災害の三分の一がモニタリング地點以外で発生しており、潛在性が強く、検査で確認することが難しい。そのためいったん災害が発生すると、損失が大きくなる。
7日夜11時頃、舟曲県の政府所在地東北部の山の地域が突然降水量97ミリという豪雨にみまわれ、40分以上続いた豪雨により、三眼峪や羅家峪といった4地域で大規模な土砂崩れの災害が発生した。(編集YH)
「人民網日本語版」2010年8月10日