寫真:地元の人たちが砂と戦う様子
かつて青土湖は甘粛省民勤県では最大の湖で、前漢時代は4000平方キロの広さだったが、絶え間ない生態系の悪化で徐々に縮小し、1957年前後には完全に枯れ果て、トングリ(騰格里)砂漠とパタシリ(巴丹吉林)砂漠が一緒になった。
2007年12月に石羊河川流域における重點治水項目の計畫の回答があった。計畫の投資総額は47億49萬元(約590億円)で、その中で民勤地域に投入される金額は11億84萬元(約147億円)。計畫により、今年までに蔡旗橫斷面の水量を2003年の9800萬立方メートルから2億5000萬立方メートル以上に増やし、民勤盆地の地下水採取量を2003年の5億1700萬立方メートルから8900萬立方メートルに減らすことが決められた。
今年の秋には白鳥の姿が見られた青土湖周辺。3平方キロの水面は決して大きくないが、51年も枯れ果てていた青土湖がよみがえり、約3年の治水によって、中國三大砂塵の発祥地である民勤県の生態系の悪化が効果的に抑えられた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2010年12月29日