北京で7日から始まった第5期中日友好21世紀委員會第1回會合の共同記者會見が8日に行われ、中國側の唐家璇座長と日本側の西室泰三座長が今回の會議の成果について紹介し、委員たちが中日両國記者の質問に答えた。
記者:両國の國民感情の問題という話題があったが、テレビのキャスターとして、國民感情を改善する何かいい意見や提案はあるだろうか。
水均益委員:中日両國の國民感情については、一定の期間から両國の人たちやメディアが注目し、その変化を気にかけてきました。過去の一時期、両國の國民感情は思い通りになりませんでしたが、この問題は無視できずばかにもできません。それは國と國の関係は、根本的に人と人との関係であり、中日雙方の委員が強調したように、私たちは心と心の交流をするべきだからです。
記者のみなさんもたぶん気づいたと思いますが、會議ではみんなが一つのキーワードに集中していました。それは「心の琴線に觸れる」です。いかに心の琴線に觸れた中日間の交流を展開するのか、中日の民間や中日のメディア、一般の人たちがいかに心の琴線に觸れるかという考えで私たちの関係を理解し、解釈するかということです。
これは非常に積極的な一面で、私は今回の委員ですが、一人のジャーナリストとして観察すると、これは新しい意味の言葉であり、今後一定の期間に少なくともこの委員會の場では、私たちのキーワードの一つになるでしょう。
メディアという立場から言えば、今日も多くのメディアの人たち、例えば國谷裕子委員とは一致した認識を持っています。それは私たちメディアは、両國國民の心の琴線に觸れる交流を推進する上で、もっと積極的で大きい働きを果たすべきだということです。
新たな形勢の中でいかに行動するかを考ることも必要で、私たちは革新的意識と開拓意識を持つ思考で、心を打つ言葉で相手國のことを伝え、解釈する。それは多くの隔たりや誤解を生じさせるのではなく、例えばギョーザ事件のような事件を更に拡大せず、スムーズに積極的な態度、客観的な態度でこうした事件に向い合う。これは私たちが検討するべきことで、個人の強い願望でもあります。
「チャイナネット」 2010年2月8日