いちばんの思い出は羊肉のシャブシャブ
中國でのいちばんの思い出については、「小肥羊の火鍋がとっても美味しかった。あそこのお肉やもやし、レンコンが大好きで。(ロケ地の)橫店に1軒お店があって、撮影が終わるといつもそこへ行って、毎回同じものを食べていました。従業員の方も私を覚えてくれて、店に入るとすぐに持ってきてくれるのです。注文する必要がありませんでした」と振り返った。
「おしん」が戻ってきた!
もう50を過ぎている田中さんであるが、非常にあでやかで、可愛らしさも兼ね備えた女性だ。汪俊監督は田中さんについて、「彼女には獨特の魅力がある。ドラマチームのスタッフもキャストもみんな彼女のことが大好きになった。彼女のもっとも敬服すべき點は、仕事への取り組み方だ。言葉が通じなくても、通訳を通して、みんなとコミュニケーションを取っていた。日本の蕓能界には2つのタイプの人間がいる。ひとつはスター、もうひとつは役者。田中さんは役者のタイプだろう。田中さんは、中國でいうと斯琴高娃のような演技派女優で、舞臺での演技もすごい。自分のプライバシーは固く守り、家族についてはあまり語らない。家族を大切にしているのだ」と語った。この言葉を聞いて、私たちは目の前でニコニコしている「おしん」に一層の敬意を払った。
(「斉魯晩報」より)
「チャイナネット」 2010年3月12日