東大阪市は中國殘留日本人孤児が多く住む地域で、中國の東北地方から日本に來た殘留孤児の子どもや孫など2800人がここで暮らしている。殘留孤児の2世は一般に日本の教育は受けておらず、多くが社會の下層の仕事についている。しかし、なかには中國東北地方で身に付けた技術を生かして日本で中國食品の店を出し、週末や朝市で屋臺を構えている人もいる。これら殘留孤児は日本人の血筋を持ち、永住権や日本國籍を取得しているものの、その生活習慣や交流圏は依然として中國と変わりはない。
寫真は大阪府東大阪市のある市場。週末や祝祭日になるといつも中國人の朝市が開かれ、既に10數年続いている。中華街が日本人向けであるのとは異なり、ここでは売り手も買い手もほとんどが中國人だ。ここでは中國の油やコメ、調味料、茶だけでなく、本場の加工食品や油條(小麥粉を棒狀に練って油で揚げたもの)、豆腐脳(おぼろ豆腐)も買うことができる。
「人民網日本語版」2010年7月22日