黨內不和に直面
今回の代表選は非常に激しい戦いであった。「反小沢」陣営と「親小沢」陣営が真っ向から対立して互いの政治的見解を批判し、あちこちで遊説して票集めに盡力した。菅氏は當選後、挙黨一致に努めるとしているが、黨內のしこりを取り除くことができるかどうかは、まさに一つの試練である。
民主黨創(chuàng)設者の1人である菅氏と、民主黨最大派閥?小沢派の頭領である小沢氏の一騎打ちは、必ず怨恨が殘る。そのため、二人の仲介役を買って出た鳩山由紀夫前首相は、非公式に小沢氏が出馬しない條件を菅氏に持ちかけ、対立を回避しようとした。しかし菅氏はそれを拒否し、これに憤った小沢氏は出馬を表明した。日本のマスコミによると、菅氏には黨內での小沢氏の影響力を排除したいという意向があり、6月に代表に選ばれてからは、「脫小沢」の色彩を鮮明にしてきた。
菅氏再選の後、黨內の団結の問題は楽観を許さない。小沢派の國會議員は約150人で、黨內での勢力は強大である。小沢氏は代表選の期間、どのような結果になろうとも挙黨體制の維持に盡力すると表明しているが、黨內には、菅氏が黨役員人事や內閣改造で小沢派を起用しなければ、小沢氏率いる一派が離黨する可能性も排除できないと心配する人もいる。
専門家は、今後、菅氏が「脫小沢」路線を放棄して、一定程度で小沢派を重用しなければ、「反小沢」と「親小沢」の2大陣営の亀裂を修復し、民主黨の真の団結を維持することはできないと指摘する。