9月12日(舊暦8月15日)は中國の伝統的な節句である中秋節だ。日本人婦人會の委員らは中國で活躍している日本人俳優の矢野浩二さんと中國民間交流の一層の促進のため、また中秋節やまもなく迎える重陽祭(舊暦9月9日)のお祝いの意味も含め、9月9日朝、北京市景山西街の金秋園老人ホームを訪問した。月餅や果物などのプレゼントを贈り、一緒に歌を歌ったりおしゃべりをして楽しい時間を過ごした。
金秋園老人ホームの責任者によると、毎週月、水、金の朝、このホームでは集団活動をしている。ホームの高齢者は一緒にニュースを見たり、歌を歌ったり、體操をしたりしている。この老人ホームで生活する高齢者の平均年齢は80歳だが、元気で楽しく過ごしている。あるこのホームで生活する女性高齢者は朝鮮戦爭を體験しており、その頃の苦労を思うと、今の幸せな生活をとてもありがたく思っているという。子供たちは平日仕事が忙しく、一人で家にいるのはさびしいが、家族に迷惑をかけたくないので、老人ホームを選んだ。ここでたくさん友達ができて、毎日たくさんの豊富な活動が用意され、時々社會団體やボランティアたちはここに慰問に訪れ、パフォーマンスを披露してくれる。本當にうれしいという。
老人ホームの年配者と握手して話しをする矢野浩二さん(左)
中國で活躍している日本人俳優の矢野浩二さんは、中國の老人ホームを今回初訪問した。中國ですでに生活して10年になるが、今まで仕事、家庭、子供にまつわり、中國に対して感謝したい思い出が數え切れないほどたくさんあるという。日本でも中國でも、高齢者の人口は増える一方で、高齢化問題に直面している。私たちも何十年か経てば同じように年をとる。自分の子供や若い人たちに、お年寄りを尊敬することを教えるのは、非常に重要なことだ。人間として不可欠な品性だと呼びかけたい。また、お年寄りは知識や経験が豊富で、若い人たちが學習すべきものを多く持っている。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月9日