野田首相とオバマ大統(tǒng)領(lǐng)夫婦。

日米首脳會談が13日にハワイで行われたが、會談での野田首相の発言內(nèi)容に関する雙方の発表は明らかな食い違いを見せた。まず日本側(cè)が抗議し、米側(cè)に発表文の訂正を求めたが、米側(cè)はこれを拒絶。日米間で舌戦が繰り広げられている。

舌戦初日（13日）：日米首脳會談後、ホワイトハウスは「全ての物品、サービスを貿(mào)易自由化交渉のテーブルに乗せるとの野田首相の発言を、オバマ大統(tǒng)領(lǐng)は歓迎した」と発表した。日本側(cè)は同日、これを事実と異なるとして米側(cè)に抗議。基本方針の文言をTPPに関する野田首相の発言と誤って解釈しているとして、訂正を求めた。

舌戦2日目（14日）：ホワイトハウスのアーネスト副報道官は會見で発表文について、今回の日米首脳會談および野田政権が以前表明した方針に基づきまとめたものだとして、「変更するつもりはない」と述べた。

舌戦3日目（15日）：日本の藤村修官房長官は15日の記者會見で、米側(cè)に発表文の訂正を求めるつもりはないと表明。「米側(cè)は日本が以前表明した基本方針に基づき解釈をした。米側(cè)も（野田首相の）発言を直接引用したものではないと説明している」と強調(diào)した。いわゆる「基本方針」とは、昨年11月に決定した「経済連攜に関する基本方針」を指す。この中で日本政府は「米など重要品目に配慮しつつ、全ての品目を自由化交渉の対象とする」としている。

日本政府のこうした尋常でない反応について現(xiàn)地では、國內(nèi)のTPP反対派や慎重派を極力刺激しないためと分析されている。ハワイで野田首相はTPP交渉への參加を表明したが、希望していたTPP9カ國首脳會議への出席は果たせず、初戦でつまずいた。今後も前途多難が予想される。

「人民網(wǎng)日本語版」2011年11月16日