イタリヤの新しいモンティ政権が16閣僚すべてを?qū)W識(shí)経験者などで固めて政治家をゼロとした。大統(tǒng)領(lǐng)制だからわが國とはもちろん違うので、単純には解釈できないのだが、いわば小泉時(shí)代の経済財(cái)政諮問會(huì)議がそのまま內(nèi)閣になったようなものだとすると、民主主義の理屈からすれば疑問がある。
內(nèi)閣がまったく立法が決定したことについて政治をおこなうだけであれば問題はないが、実際は議會(huì)へ法案を提出するのだから、內(nèi)閣がまったく國民の直接的信任をえずに存在する。國民の代表たる議會(huì)が果たして対等の力を保持できるのかどうか、いささか考え込まざるをえないのである。
もちろん、コトは緊急時(shí)というわけだ。國債利率が7%にまで上昇した。ソブリンリスクをなんとしても解決せにゃならない。そのためには、いろいろな紐つきの議員なんてのは除外するという。かつて「しがらみを斷つ」といった政治家がいたが、あれと同じだ。財(cái)政再建と構(gòu)造改革を進(jìn)めるためだ。
わが國においても大正時(shí)代から行政改革とか構(gòu)造改革というものは、しばしば政治の舞臺(tái)に掲げられたが、看板倒れの芝居を見せられ続けている。だから、こういう記事はじっくりと詳しい內(nèi)容を知りたいものだ。
かつてリンカーンが「of the people、by the people、for the people」と言った。ヒトラーのナチスはfor the peopleの名目を掲げて派手に登場(chǎng)したのである。なにごとも政治はその社會(huì)において、of the peopleである。とすれば民主主義における最大の鍵は「by the people」でなければならない。
新聞は事実を報(bào)道するというが、しばしば勝手な予測(cè)?予斷で記事を書く。人々の思考をどこかへ引っ張っていくことに関してはよほど慎重にやってもらわなくてはならない。
新聞が自己の主張を開陳するのは當(dāng)然だが、場(chǎng)當(dāng)たり的に刺激的な言葉で煽ったりすることがあっては民主主義の建前からよろしくない。國士的な人は少なくないが、本當(dāng)に國を憂える人は多くはないのでもある。
垂れ流すニュースを常にきちんとフォローして論調(diào)を維持することが第一に問われるのであって、それがなければ一流紙とはとてもいえない。
奧井禮喜氏のプロフィール
有限會(huì)社ライフビジョン代表取締役
経営労働評(píng)論家
日本労働ペンクラブ會(huì)員
OnLineJournalライフビジョン発行人
週刊RO通信発行人
ライフビジョン學(xué)會(huì)顧問 ユニオンアカデミー事務(wù)局
1976年 三菱電機(jī)労組中執(zhí)時(shí)代に日本初の人生設(shè)計(jì)セミナー開催。
1982年 獨(dú)立し、人と組織の元?dú)荬蜷_発するライフビジョン理論で、個(gè)人の老後問題から余暇、自由時(shí)間、政治、社會(huì)を論ずる。
1985年 月刊ライフビジョン(現(xiàn)在のOnLineJournalライフビジョン)創(chuàng)刊。
1993年 『連帯する自我』をキーワードにライフビジョン學(xué)會(huì)を組織。
2002年 大衆(zhòng)運(yùn)動(dòng)の理論的拠點(diǎn)としてのユニオンアカデミー旗上げ。
講演、執(zhí)筆、コンサルテーション、インターネットを使った「メール通信教育」などでオピニオンを展開し、現(xiàn)在に至る。
高齢?障害者雇用支援機(jī)構(gòu)の「エルダー」にコラム連載中。
?中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)? 2011年11月28日