通常、國と國は利益を爭うが、中國と日本は多くの場合、「意地になった爭い」をし、東アジア全體が「怒り」に左右されているように思う。気持ちを靜めることは、少なくとも中日韓がやるべきことの一つだ。
怒りの悪循環から脫するには、強い一方が寛容な態度をとることが非常に重要である。過去、日本の実力は東アジアで圧倒的優位に立っていたが、日本は寛容な態度をとるどころか、絶えず爭いを引き起こした。強大になった中國は、當時の日本よりもっと風格があり、大國としてふさわしい態度をとるべきである。
中國人は日本の震災に心から同情し、日本が20年続く不況から脫することを心から望むべきだ。また、日本と発展のチャンスを分かち合う気持ちを持つべきで、日本が先進的で発達していることに嫉妬してはいけない。中國は周辺國がよくなることを心から望む必要があり、そうしてはじめて民族復興を推し進めることができる。
これは、日本の右翼の挑発に対して、中國が譲ることを意味しているわけではない。また、譲らないことは中國が昔と異なることを忘れてよいというわけでもない。腹を立てるよりやるべきことがあり、中國の目の前にはさらに長い地平線が広がっている。人が目標を捉え、バランスをとるのが難しいように、國もそうである。
しかし、それが大國の宿命である。中國は他人より矛盾し、ほかに配慮する態度を示すだけでなく、何が本當の自分かを理解する必要がある。日本を精神的に成長するための場所にすれば、中國が損することはない。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2012年3月12日