F?35Bは「ホーネット」級エセックス空母のテストを行う前に、米國人が1年近くかけて軍艦の甲板を改造している。主として甲板の循環冷卻システムの改造だ。「ホーネット」級の冷卻システムはAV-8Bの離著艦のみが可能であったため、重量のより重い、エンジンの推力のより大きなF?35Bの搭載條件は満たせなかった。このほど、英國も米國に新型の超高性能斷熱塗料を開発し、エリザベス級空母でのF?35Bの離著艦の課題を解決するよう求めた。現在22DDHの甲板が循環冷卻システムを配備しているかは不明で、F?35Bを搭載できるかどうかは未知數だ。
日本が22DDHに頼るのは排水量と直通甲板の制限があるからだとしても、短距離離陸垂直離著陸機だけを使用するならば、選択肢はAV-8B「ハリアー」、もしくはF?35Bに限られる。2萬トン級の軽空母は多くて十數基の艦載機しか搭載できず、體積が大きく重たいF?35B、対潛、早期警戒、捜索などのヘリが占める格納庫のスペースを考慮すれば、F?35Bの搭載數はさらに減る。これほど小さな航空戦闘能力では効率の良い戦闘は不可能で、制空権の略奪どころか、陸上の目標を攻撃することすらできない。
日本のフジテレビの報道によると、米海軍陸上戦闘隊のF?35Bは2017年に日本に配備され、F?35B購入の初期計畫は2025年以降だという。つまり少なくとも12年経過しないと服役できないわけだ。そして戦闘機の操縦士もいなければ、操縦士の訓練さえ、第二次世界大戦後からすでに行っていない。12年後F—35Bは本當に配備できるのか、そしていつその能力を持ち合わせた操縦士を育成できるのか、その答えが出るまでにはまだまだ時間がかかりそうだ。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2013年8月9日