このところ韓國は日本と距離をとっている。その理由は日本の軍國主義復(fù)興の脅威に対する懸念からではない。実際は非常に簡単で、ソウルは東京と北京の対立の最前線に身を置きたくないためだ。ロシアの聲が伝えた。
バリ島で開かれたアジア太平洋経済協(xié)力會議(APEC)首脳會議で、韓國の大統(tǒng)領(lǐng)と日本の安倍晉三首相の関係派極めて冷淡だった。10月初め、韓國の樸槿恵(パク?クンヘ)大統(tǒng)領(lǐng)はヘーゲル米國防長官との會談で東京を批判。その一方、中國の新指導(dǎo)者との交流では禮儀正しい態(tài)度を示した。
日韓関係の冷え込みは日本のナショナリズムの高まりにあるように表面的には見える。日本政府の軍事予算拡大、日本の武力行使を禁止する憲法第9條改正について騒がれ、アジア各國の不満を招いている。これらの國々は20世紀(jì)前半の日本の侵略行為を今でも忘れていないし、日本を許していない。
韓國メディアは通常、日本と韓國の関係冷え込みの理由をこう説明する。日本には常に警戒する必要がある。でなければ日本人は武士道精神をまた復(fù)興させ、大陸に攻撃を仕掛けてくる。だから安倍晉三首相を押さえつけておかなければならないと彼らは考えている。
しかし、ソウルが日本と距離をとろうとする実際の理由は、日本の報復(fù)主義の脅威に対する恐怖感からではなく、他にある。周知の通り、日本と中國の関係は釣魚島(日本名?尖閣諸島)問題で悪化している。中國は明らかに自らの東アジアにおける地位を固めようとしており、その利益に觸れた場合、ためらうことなく武力を行使するとすでに表明している。そうした中、日本は米國との同盟関係強(qiáng)化に努めている。