中國國家統計局が31日に発表したデータによると、中國の8月の製造業購買擔當者指數(PMI)は51%で、前月より0.1ポイント低下し、6カ月連続で景気判斷の分かれ目となる50%を上回った。韓國と日本が同日発表した工業生産データにも積極的な兆しがあった。米CNBC Global CFO Councilの最新の調査結果によると、同委員會は今年第3四半期の中國及びその他のアジア経済體に対する格付けを前四半期よりやや引き上げた。
中國のPMI、50%以上で推移
交通銀行金融研究センターの上席研究員である劉學智氏は「環球時報」に対して、「中國のPMIは今後50%以上で推移し、全體的な需要と生産が持続的に回復する見通しだ。第3四半期に內需拡大の積極的な政策の実施が加速し、新インフラの投資拡大及び消費拡大の措置が打ち出されることで、製造業?非製造業PMIは今後も50%以上で推移する見通しだ」と分析した。
國家統計局のデータによると、8月の非製造業ビジネス活動指數は55.2%で、先月より1.0ポイント増加した。50%を上回るのは6カ月連続?!弗Ε┅`ル?ストリート?ジャーナル」は31日の記事で、この中國非製造業活動を判斷する指數は8月に2年半ぶりの高い水準に達したが、これは中國政府の國內消費刺激の取り組みの奏功を意味すると判斷した。
韓國の製造業、自信を取り戻す
韓國?聯合ニュースの31日の報道によると、韓國統計庁は同日「7月産業活動動向」報告を発表した。それによると韓國全産業生産指數(季節調整済み、農林水産業を除く)は前月より0.1%上昇した。韓國全産業生産指數は6月より2カ月連続で上昇。うち自動車製造、機械設備などの生産指數は前月より1.8%上昇したが、半導體や電子部品の生産指數がやや低下した。韓國製造業の平均稼働率は70%で、前月より1.8%上昇した。
日本の鉱工業生産指數が2カ月連続で上昇
日本政府が31日に発表したデータによると、日本の7月の鉱工業生産指數は2カ月連続で上昇した。経済が新型コロナの衝撃から徐々に立ち直っていることが分かる。日本の7月の鉱工業生産指數は前月比8%上昇で、市場の予想を上回り、6月の1.9%を大幅に上回った。新型コロナにより停滯していた経済活動が國內外で再開されたことを受け、鉱工業生産指數が2カ月連続で上昇した。
中國の需要が日本の工作機械の輸出をけん引している。日本工作機械工業會が27日に発表した7月の工作機械受注額データによると、対中輸出の受注額が前年同月比50%増の184億円にのぼり、前年同月比では2カ月連続の成長となった。日本経済新聞の報道によると、日本の工作機械の受注額全體に占める対中輸出は4分の1にのぼる。日本の工作機械メーカーのOKKは「中國の建機、鉄道、自動車の受注が好調だ。7月には自動車業界から多くの注文を受けた」と発表した。
米CNBC Global CFO Councilが発表した最新の第3四半期調査によると、同委員會は今年第3四半期の中國及びその他のアジア経済體に対する格付けを、「やや低迷」から「安定」に引き上げた。しかし一部のアジア経済體は振るわなかった。インドが31日に発表した今年第2四半期の國內総生産(GDP)は前年同期比23.9%減で、ブルームバーグが追跡する主要アジア経済體の中で最も不調だった。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2020年9月2日