インターネット利用者が強い関心を寄せるニューヨーク在住華人によるCNNの訴訟について、同訴訟を擔當する法律事務所の海明弁護士によると、狀況に新たな進展が見られたという。
人民ネットの記者は2日、海明弁護士を取材した。それによると最近、同弁護士はCNN本部の國際問題擔當副総裁と電話で接觸。同副総裁はこの中で、CNNは中國國民に深く謝罪し、海明弁護士事務所から送られてきた書面に友好的に回答すると同時に、同じ內容の謝罪を表す返書を中國外交部に送る考えを示したという。また「この聲明はCNNのこれまでのすべての表現に比べより友好的なものであり、中國國民の許しと理解を得られるよう希望しており、ジャーナリズムの運営方式や方法など、中國國民が中米両國ないし中國と西側社會のニュース制度そのものに存在する差異を理解してくれるよう希望している」と語った。さらに「私自身は中國文化が非常に好きであり、一部のニュース報道の過ちが原因で13億のすべての中國國民の感情を害することは望んでいない」と強調。
海明弁護士は「北京五輪の開幕は8月8日であり、現在の法的手続きの進み具合からすると、ちょうどその時に法廷での弁論は最も激しくなる。五輪期間にこうした過度に張り詰めた狀態になるのは、われわれも望んでいない。そこで現在の時點では、仮にCNN側の善意ある回答を中國人民が理解した場合、2人の當事者とわれわれ海明弁護士事務所は、この訴訟を取り下げ、雙方が和解できるよう裁判所に申し入れることにしている」と語った。
「チャイナネット」2008年5月6日
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