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國家統(tǒng)計局は10日、「中國が戸籍制度廃止は時代の必然だ」という同局職員の発言について、これはひとつの個人的な見方に過ぎないとのコメントを公式サイトで発表した。中國新聞社のウェブサイト「中新網(wǎng)」が伝えた。

國家統(tǒng)計局中國経済景気監(jiān)測センターの潘建成?副主任はこれより前、世界の他の発展途上國と比べても、先進諸國と比べても、中國の都市化率は全體的にかなり低いと指摘していた。中國の都市は、その數(shù)が伸び悩んでいるだけではなく、質(zhì)的向上についてもかなり停滯している。都市?農(nóng)村の二元的戸籍制度や都市化率アップの足かせとなる戸籍制度が依然存在している。都市のサービス水準(zhǔn)は依然、低レベルに留まったままという。

潘副主任は、戸籍制度は今の時代にそぐわないものだという見方を示している。「戸籍という制限があるため、農(nóng)民は町に出ても農(nóng)民のままで、都市部住民が享受している待遇や社會保障を受けることができず、都市で定住するのが難しい」と指摘。「今後20-30年の中國の都市化においては、都市數(shù)の増加と質(zhì)的向上が同時に進み、ソフト面での都市環(huán)境が顕著に改善され、都市化の発展の障害が取り除かれるといった特徴が見られるだろう。戸籍制度の廃止は、逆らうことのできない時代の流れの必然だ」と続けた。

國家統(tǒng)計局城市司の程學(xué)斌?副司長によると、中國の都市化の成長スピードは、ここ數(shù)年0.8％前後で、2015年には約50％に達する見通しという。

新中國で初めての戸籍管理法規(guī)となる「中華人民共和國戸籍登録條例」が1958年1月9日に公布され、戸籍制度がスタートした。中國國民はこの時から、「都市?農(nóng)村の二元的戸籍制度」という長い道に足を踏み入れたのだ。

「人民網(wǎng)日本語版」2009年9月11日