上海交通大學高等教育研究院世界一流大學研究センターはこのほど、「第3回世界一流大學國際シンポジウム」において、「2009年世界大學學術ランキング(ARWU2009)を発表した。同ランキングは、世界をリードする大學500校の順位を示すもので、中國大陸部では計18大學がランクインした。
「2009年世界大學學術ランキング」は、歐米の大學が上位を獨占している。上位10校のうち8校が米國の大學で、米ハーバード大學が7年連続で今年もトップの座を占めた。2位は米スタンフォード大學、3位は米カリフォルニア大學バークリー校。上位10校中で米國以外の大學は、ケンブリッジ大學(英國)とオックスフォード大學(英國)の2校のみだった。
「2009年世界大學學術ランキング」の上位100校は具體的に順位づけられており、101位以降は區間のみで表示されている。総合ランキング中、中國大陸部の大學の順位は軒並み201位以降。うち、北京大學、清華大學、上海交通大學、浙江大學、中國科學技術大學、南京大學の6校が201位-300位、2校が301-400位、10校が401-500位と、計18校が上位500校にランクインしている。これら18校はすべて、「985プロジェクト」(訳注:「21世紀に向けた教育振興行動計畫」実施において、世界一流大學?ハイレベル大學を目指す一部の大學を國家が重點的に支援するプロジェクト)の指定大學だ。「世界大學學術ランキングが初めて発表された2003年には、上位500校に名を連ねた中國大陸部の大學がわずか8校。
「世界大學學術ランキング」以外に、多角的な比較というニーズに対応するため、世界一流大學研究センターは2007年、學科別ランキングを発表した。これは、數學、物理、化學、コンピュータ、経済學/商學の5學科別の世界大學ランキング上位100校の順位を示している。
學科別上位100校には、中國大陸部の大學として北京大學(數學)、清華大學(コンピュータ)、浙江大學(同)、上海交通大學(同)の4校がランクインした。
「人民網日本語版」2009年11月6日 |