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深刻な性比のアンバランス その原因とは①違法な超音波検査

深刻な性比のアンバランス その原因とは①違法な超音波検査。

タグ: 性比のアンバランス 超音波検査 

発信時間: 2010-07-12 11:19:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

男尊女卑という伝統(tǒng)的観念は千年以上も前から存在するのに、なぜ最近30年間で出生性比のアンバランスはこんなにも深刻になったのだろうか。

違法な超音波検査

「少子化と超音波検査の普及が直接の原因」と指摘するのは中國人民大學社會人口學院の翟振武院長。80年代半ばから、韓國、日本、中國など男児を好む傾向が強いアジアの國や地域では出生率が下がるなかで、出生性比が高くなるという問題が発生した。この原因は、當時、超音波設備が普及し始めたことにある。妊娠4カ月後に超音波検査で胎児の性別を判定し、男児だったらそのまま育て、女児だったら墮ろすという人が増えたのだ。

性比のアンバランスは農(nóng)村部でとくに顕著だ。過去20年以上にわたって、都市と農(nóng)村の格差を考えて政府が農(nóng)村部に対して実施した計畫出産の政策は、実際には男児が生まれてから産児制限するというものだった。第1子が男児であれば第2子は産んではならない、第1子が女児であれば第2子を産んでもよいというものだったのである。

しかし、「1人目が女児であれば、あらゆる手段を講じて次は男児を産もうとする」と南海大學経済學院人口?発展研究所の原新教授は指摘する。これまでの國勢調(diào)査と人口1%抜き取り調(diào)査の結果、第2子、第3子…と子どもを産む回數(shù)が多くなればなるほど、出生性比は高くなることが分かったという。2005年の出生人口のうち、第1子の出生性比は108.41と比較的高いもののそんなに深刻ではない。しかし第2子になると143.22、第3子以上になると152.88に達する。「ある村では、過去3年間、第2子の女児は1人も産まれなかった」と同教授は話す。

「女児がいなくなった」背景には、巨大な違法の胎児性別判定市場がある。

江西省、湖北省、安徽省の境界地域では、以前は隠れて行われていた違法な性別判定がいまでは半分公に行われ、客がその業(yè)者のところへ訪ねていくのではなく、業(yè)者から客のところへ出向くようになった。判定の時期も妊娠16週以上から12週程度になり、小さな範囲で行われていたのが、地域を超えて組織的に大きな範囲で行われるようになった。農(nóng)村からの出稼ぎ労働者が集まり住む都市部の「城中村」(都市のなかの農(nóng)村という意味)では、「超音波検査」「妊娠後期の墮胎」「薬物流産」などの広告がいたるところで見られる。違法な性別判定から人工妊娠中絶までの「一貫サービス」を提供しているのである。

「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2010年7月12日

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