自ら実験臺に 頭を抜くことが大事
河南省でダニに刺されて多くの死者が出たニュースが伝えられ、「ダニ」というあまり知られていない昆蟲が一挙に注目を集めている。多くのインターネット利用者がこの蟲への対処法を知りたがる中で、あるインターネット利用者が大膽にも自分の手にダニを乗せて寫真を撮り、またダニへの対処法の心得をつけてインターネットにアップロードした。
この利用者は自分の仕事上の経験からこの蟲には詳しいと述べている。「ダニは河南省には実際のところあまり分布しておらず、本當に広く分布しているのは東北の森林地帯だ。東北では『草爬子』と呼ばれている。仕事の関係でよく東北三省の森林地區で作業をするので、10年前からこの蟲を知っていた。現地の人はこの蟲を恐れて近づかず、この蟲に刺されて死んだという多くの話が伝わっている。死ななかったとしても植物人間になるケースもあり、確かに恐ろしい蟲だ。しかしこの蟲はとても小さく、一般には森林に分布しており、特に針葉樹林には多く密集している。」
同氏はこれまでに何度もこの蟲に刺されたことがあり、「刺された瞬間は痛みがあり、敏感ならば感じることができる。しかし一般にわきの下や膝の裏、へそといった隠れた柔らかい部位を刺す」と語っている。なぜ何度も刺されたのに無事なのかというと、同氏はその秘密を、蟲を抜き取る時に頭を必ず抜くことだと明らかにしている。「この蟲は刺して血を吸った後で死ぬが蟲の體が人間の體內に殘り、力を入れて抜く必要がある。この蟲の牙と爪は鈎型になっており、蟲の體を引き抜いても頭の部分が人の體內に殘ってしまうことが多い。毒があるのは蟲の頭なので、必ずピンセットや針などを使って蟲の頭を抜き取るように気をつけなければならない。」
「人民網日本語版」2010年9月10日