「父の日」に當(dāng)たる17日、中國(guó)でも「80後(1980年代生まれ)」や「90後(1990年代生まれ)」の親孝行の若者たちが、あれこれ頭を悩ませながらお父さんへのプレゼントを考えた。今年はベルト、財(cái)布、ライター、かみそりなど従來(lái)の定番プレゼントよりも、コンサートのチケット、紳士用スキンケア製品、ケンタッキー食事券などの新顔に人気が集まった。中國(guó)新聞社のウェブサイト「中新網(wǎng)」が伝えた。
江蘇省塩城市で15日、「男人幇」歌謡コンサートが開催され、任賢齊、阿杜、黃品源ら実力派歌手が集まった。市街區(qū)の塩南新村に住む楊さんは、このコンサートのことを知り、友人を介してチケットを入手、両親をコンサートに連れて行った。楊さんは、「56歳になる父は、任賢齊の大ファンで、家事をしている間はずっと、彼の歌を口ずさんでいます。本人のコンサートを聴きに行くチャンスなどめったにないので、父の日にサプライズプレゼントを贈(zèng)りたいと、チケットを手に入れて両親と一緒に聴きに行きました」と話した。彼女によると、任賢齊がステージに登場(chǎng)すると、お父さんは感動(dòng)のあまり席から立ち上がり、ずっと一緒に歌っていたという。
1990年代生まれの一部の若者には、父親に連れられてケンタッキーを食べに行くあるいはアニメ映畫を観に行くシーンが、子供時(shí)代の最も印象深い記憶として心に刻まれている。塩城師範(fàn)學(xué)院に通う大學(xué)1年生の張強(qiáng)さんは、父の日の映畫観賞券を2枚予約購(gòu)入していた。張さんはこの日、父と子の立場(chǎng)を交換しようと企てたのだ。まず、父親を連れてケンタッキーに行ってキッズセットを食べ、その後、3Dアニメ大作「マダガスカル3」を観た。張さんは、「小さい頃、父親が僕をケンタッキーに連れて行ってくれると、傍で僕が食べるのを見ているだけで、自分は決して食べませんでした。父の日という機(jī)會(huì)に、父をケンタッキーに連れて行って一緒に食事をして、映畫を見ようと思いました。父に、自分の息子がしっかり自立して、父親にも気を配ることができるようになったところを見せたかったのです」と語(yǔ)った。
「父の日」當(dāng)日、多くのマーケットやレストランは、特別キャンペーンを続々と打ちだした。塩城市街區(qū)にあるショッピングビルの化粧品売り場(chǎng)で、劉さん(女性)は、59歳の父親のために、日焼け止めクリーム、洗顔クリーム、保濕クリームなどの男性スキンケア用品を選んだ。張さんは、「父親世代の男性は、洗顔するといってもせいぜい化粧せっけんを使うくらいですが、実は、男性にもスキンケアが必要です。自分の父親には、この先もずっとカッコよくいてもらいたいですからね」と話した。
また、各大型オンラインショップでは、「ベストパパ賞メダル」「アイディア商品カタログギフト」など新タイプの父の日ギフトが、多くの若者に絶対的支持を受け、予約が殺到した。
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2012年6月18日