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上海國際問題研究院日本室の廉徳瑰副主任はこのほど、「解放日報(bào)」に次のような論考を発表した。

米國の大統(tǒng)領(lǐng)選挙で民主黨のオバマ候補(bǔ)が當(dāng)選したことは、歐州とアフリカでは喜びをもって迎えられ、「これは一つの革命だ」と賞賛する聲が上がった。だが日本はどうだろうか。ここ數(shù)年の日本の外交政策の動(dòng)きから考えてみる。

日本は米國と同盟関係を結(jié)んでいるが、米國の共和黨と民主黨とでは日本に対する「親密度」に違いがある。共和黨のレーガン政権時(shí)代には日本の中曽根內(nèi)閣と、またブッシュ政権時(shí)代には小泉內(nèi)閣と間に非常に親密な関係を築き、中曽根康弘首相と小泉純一郎首相はいずれも靖國神社に參拝して、アジア諸國民の感情を逆撫でした。一方、民主黨のクリントン政権時(shí)代については、「中國ばかりを重視し、日本に冷淡だった」との思いを抱く日本人が依然として多い。

もちろん、どの政黨が政権を執(zhí)っても、日米同盟が根本的に変わることはありえない。しかしながら、近年の米國のアジア政策で日本から中國へと徐々に重心が移っていることが、日本を不安にさせている。1980年代に日本に駐在した米國のマンスフィールド駐日大使はかつて「日米関係は世界で最も重要な二國間関係」と述べていたが、このたびの米大統(tǒng)領(lǐng)予備選でオバマ氏と候補(bǔ)指名を爭ったヒラリー?クリントン氏は「米中関係は21世紀(jì)で最も重要な二國間関係」と述べており、日本はクリントン政権実現(xiàn)の可能性に神経をとがらせていた。

また今回の大統(tǒng)領(lǐng)選の進(jìn)展につれて、両候補(bǔ)間の論爭の焦點(diǎn)がますます絞られ、外交問題ではイラク、中東、そして経済パートナーである歐州と中國に話題が集中し、日本は「米國の外交ゲームの中で、日本はもはや重要なプレイヤーではなくなった」ということを痛感した。特にオバマ氏が選挙戦で日本にほとんど觸れなかったことに日本は注目し、「オバマ氏のアジア政策はクリントン氏よりも一層中國を重視したものになる」との結(jié)論を出した。日本は、民主黨政権になっても、日本が米國のアジアで唯一のパートナーであり続けられるかどうかを懸念し始めている。