會談の様子

　イタリアを公式友好訪問中の呉邦國?全國人民代表大會（全人代）常務(wù)委員長は現(xiàn)地時間21日午前、同國大統(tǒng)領(lǐng)府でナポリターノ大統(tǒng)領(lǐng)と會談し、親しく友好的な雰囲気の中、踏み込んだ話し合いを持った。

　呉委員長は「改革開放以降、中國は高度経済成長を続け、人々の生活も衣食に事欠く狀態(tài)から全體としてややゆとりのある狀態(tài)へと、歴史的な向上を?qū)g現(xiàn)した。だが中國は依然として、世界最大の発展途上國であり、1人當(dāng)たりGDPは世界100位以下だ。私たちは発展という最重要課題を堅持し、當(dāng)面の困難の解決と長期的な発展を結(jié)びつけ、経済構(gòu)造の調(diào)整と産業(yè)のアップグレードに力を入れ、経済と社會の全面的に調(diào)和ある持続可能な発展を推し進(jìn)めていく」と述べた。

　雙方の共通関心事である世界金融危機対策については「世界金融危機が拡大を続ける中、國際社會はさらに協(xié)力を強化し、ロンドン金融サミットの成果を急ピッチで実行し、景気後退を食い止め、保護(hù)貿(mào)易主義に反対し、世界経済の迅速な回復(fù)?成長を促すべきだ。それと同時に、全面性?均衡性?漸進(jìn)性?実効性の原則を堅持し、國際金融システム改革を推進(jìn)し、公正で合理的な、健全で安定した世界経済の新秩序を樹立すべきだ」と述べた。

　ナポリターノ大統(tǒng)領(lǐng)も呉委員長の意見に賛同し、「金融危機に全世界が巻き込まれていることは、各國経済のつながりが日増しに緊密化しており、グローバルな試練にはグローバルな解決法が必要であることを示している。イタリア側(cè)は、近く開催される『8＋5』対話で、中國を含む発展途上國との協(xié)力を強化し、保護(hù)貿(mào)易主義に斷固反対し、世界金融危機に共同で対処することに期待している」と述べた。

　「人民網(wǎng)日本語版」2009年5月22日