中國外交部の楊潔チ部長は、4日北京でロシアのラヴロフ外相と會談後の共同記者會見で、朝鮮半島の核問題に冷靜に対応すべきだとの見解を示した。
楊部長は「我々は朝鮮半島の平和と安定を脅かす行為に反対する。『天安號』事件について、事実に基づいた結論が出てから、自身の立場を確定する。我々は、6ヵ國協議は朝鮮半島の非核化と平和を実現する有効な手段であると認知しており、各國の努力によってその早期再開を実現することは、各國の利益と一致する」と述べた。
ラヴロフ外相は、「各國が冷靜な態度で朝鮮半島の情勢に対応し、政治的手段で問題を解決する道筋にもどらなければならないという認識では、中國と一致している。各國の利益を考慮したうえ、各國が受け入れられる方法で、北東アジアの平和と安定を確保したい」と述べた。
「中國國際放送局 日本語部」 2010年6月5日