日本銀行は初の女性支店長となった45歳の清水季子氏を大々的に宣伝しているが、女性からすると、この知らせそのものよりも、日本女性がここまで來るのに100年以上も待たされたことを、聲を大にして言うべきなのである。かつて日本銀行で働いていた女性は「他の國の中央銀行と比べると、日本銀行はとても保守的」であると述べている。彼女が離職した理由を聞くと、「あそこで働いていても何の前途もないから」という発言をしている。
私営企業の狀況はさらに厳しいものである。42歳になる藤明里さんは日本航空で初の女性機長に今週任命された。対し、米國の航空會社で初の女性機長が誕生したのは1986年のことであった。ソニーでは、日本人幹部のうち、女性は昨年わずか3.5%で、米國支部における管理層のうち女性は32.2%を占めている。
だが、女性の地位向上に関する最新制度案では、たとえ足並みは遅くても、女性労働力の利點をうまく生かそうとする傾向が高まりつつある。大手化粧品メーカの資生堂は、2013年度までに女性幹部の比率を今の19%から30%に引き上げると計畫している。資生堂は日本では數少ない女性役員がいる會社の一つである。東京にある資生堂事業所內には託児所も開設されている。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2010年7月19日