中國は米國の敵側を理由に米國の安全を威嚇したことはない。米國にも勝手気ままに幾度も中國の安全を害するいかなる権利もない。敢えて中國を威嚇しようとする勢力や集団に対しては、國力をもって警告、反撃すべきである。中國が責任を擔う大國になるには、まず自らの尊厳が必要だ。
もちろん、最低ラインを引くことは必ずしも直接的な宣言を意味せず、実際行動をもって暗示することもできる。當時、新中國は義を見て引けずとの立場から、周辺國の反米戦爭を支持し、米國に中國が容認する最低ラインを知らしめたことで冷戦時代、雙方の対決は避けられた。
仮に米國がグローバル戦略の重點を調整すれば、中國も米國を見直すべきだ。中國は平和を愛する國であり、同時に自らの國の利益を擁護する姿勢が最も確固とした國でもある。外交というビロードのグローブには、実力を備えた鉄の手のひらが隠されていなければならない。こうしたやり方は対立を直接もたらすかに見えても、実はむしろ衝突を避けるための最も簡便なやり方なのである。米國はこうした相手を尊重するからだ。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2010年8月8日