米側(cè)、交流再開を妨げ

ペンタゴンが年末までに中米の軍事交流を再開させたいとの方針を明確に示した後、AP通信は「軍事交流が10年に中斷したのは、中米の大局的関係という環(huán)境と密接な関係にある。今年に入り、米國の臺灣への武器売卻のほか、中米両國のインターネット政策や人民元レート、中國の貿(mào)易黒字、といった問題をめぐる意見の食い違いは跡を斷たない」と報じた。

とくにクリントン國務(wù)長官が今年７月に南中國海問題における米國の國家利益に言及したことで、中米間の亀裂はより深まった。今回のドニロン副補佐官とサマーズ委員長の訪中の意図が雙方の関係改善にあるのは明らかであり、とくに來年１月予定の胡錦濤國家主席の訪米に向けた地ならしだとも言える。

米ワシントンポスト紙は、中米の軍事交流関係は年內(nèi)に再開すると見られるが、米國は原子力空母「ワシントン」を黃海に派遣して米韓の対潛合同演習(xí)に參加させるのは、むしろ良い情報ではない、と報じている。モレル報道官は具體的な日時は明らかにしなかったが、空母「ワシントン」が米韓演習(xí)參加のため黃海に向かったことはすでに確認されている。

モレル報道官は、米軍の今回の行動は決して中國を怒らせるためではなく、朝鮮に対しシグナルを発するためだが、米國空母の中國周辺海域での軍事演習(xí)への參加が中國國內(nèi)に引き起こした強い反応を考慮すれば、黃海への進入は、米軍側(cè)は中國の重要な利益を無視している、と思われることから、必然的に中米軍事交流の再開の進展に影響を及ぼすとの考えを示した。

?中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)?　2010年9月21日