◆民主黨が黨內でもめる理由
資料寫真
今の日本の政界は理解しがたい。民主黨內で菅首相に退陣を迫る聲が黨外よりも多いのだ。
まず、菅首相が今退陣しても自民黨など野黨に直接的なメリットはあまりない。今は議會を解散して選挙を行う時機ではなく、菅首相が退陣しても自民黨が総理大臣の座を得られるとは限らないからだ。しかし民主黨議員は菅首相が退陣すれば、自らが首相になれるかもしれないという思惑がある。
次に、菅內閣の震災への対応があまりにお粗末なため、民主黨內の議員の面目が立たないという理由もある。
3番目に、自暴自棄になっているとも考えられる。民主黨は今回ありとあらゆる欠點を暴露してしまい、政権を任せるにはあまりに頼りないと誰もが感じている。そのため民主黨は今回、衆議院任期満了までねばり、與黨を堪能しようとしている。こうしたチャンスはもう二度と來ないからだ。
民主黨の失敗は日本の民主政治にとって悪いことではない。今回の失敗で、いかに政黨を判斷するか、耳障りのいい言葉に踴らされて投票してはならないこと、そして國の未來を展望し、実現可能な方法を提案できる政黨がいかに大切かを日本人は學ぶことができた。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2011年6月17日