民主黨代表選への出馬意思を明らかにしている野田佳彥財務相は15日の記者會見で、A級戦犯について「すでに法的に名譽が回復されており、戦爭犯罪人ではない」と表明。首相による靖國神社參拝の是非については「それは首相自身の判斷だ」と述べた。
メディアは「A級戦犯は戦爭犯罪人ではない」「首相の靖國參拝は理に適う」との認識が民主黨代表、つまり日本の首相に就任する可能性のある野田財務相の、戦爭被害者の感情とはかけ離れた歴史観を露呈していることに注目している。よりによって8月15日にこのような発言をする者は、自民黨政権時代の閣僚でもまれだった。あの戦爭で被害と苦痛をさんざん受けたアジアの隣國は、戦爭の悲劇の再演を望まず、戦爭被害者の感情を無視する言動を再び目にすることも望んでいない。
「人民網日本語版」2011年8月16日