8日、中國共産黨第18回全國代表大會(黨大會)が盛大に開幕し、胡錦濤総書記(國家主席)が報告を行った。今大會は、全面的な小康社會の建設における正念場の時期に開かれた非常に重要な大會である。
國防大學マルクス主義研究所の顔暁峰研究員は取材に答え、「第18回黨大會の報告は、全黨?全國各民族人民を鼓舞、動員し、新たな歴史的條件の下で中國の特色ある社會主義の新たな勝利を勝ち取る上で、また全面的な小康社會の建設という偉大な目標を実現する上で重要な戦略的意義を持つ」との見方を示し、同報告が持つ4つの重大な意義を次のように挙げた。
(1)過去10年間の成果?経験を総括
第18回黨大會の報告は、現在の世界および中國の発展情勢を全面的に観察し、中國の発展に向けた新たな要求と國民の新たな期待を全面的に掌握し、過去5年間、そして第16回黨大會(2002)からの10年間、黨指導者が推進してきた改革開放と社會主義現代化建設の実踐と経験を詳しく総括し、その中から新たな歴史的任務を果たすための思想啓示?精神を汲み取った。現在の中國は、全面的な小康社會の建設における正念場の時期、改革開放の深化?経済発展モデル転換に向けた重要時期にある。歴史を真剣に総括することは、未來を切り開く上で重要だ。
10年間の発展によって、輝かしい成果を上げ、中國の特色ある社會主義は新たな発展段階に入った。成果は得がたく、経験は貴重だ。この10年の成果は、黨の基本理論、基本路線、基本綱領、基本経験の正確な導きによるものであり、新中國成立以來、特に改革開放以來築かれてきたしっかりとした基盤によるものであり、全黨?全國各民族人民の団結奮闘によるものであり、そして何よりも、基礎理論の革新実踐を推進した勇気によるものである。中國の特色ある社會主義の堅持?発展をめぐり、関連性のある一連の新思想、新観點、新論斷が提起され、科學的発展観が形成?徹底された。これは科學的発展、社會の調和促進に向けた重要な指導方針となり、中國の特色ある社會主義という偉大なる実踐を力強く導いた。