まもなく始まる中國共産黨第18期中央委員會第3回全體會議(三中全會 )で、「五位一體」の包括的配置の重要な一環として生態文明の改革が重要な議題の一つになっている。香港紙?文匯報は、多方面の情報によれば、現在、厳格な「生態レッドライン」の設定、一連の厳格な環境改革政策の制定が進められており、生態環境を無視した方針で重大な影響をもたらしているダメ幹部の責任を問うことになると報じた。
環境保護部政策研究センターの夏光主任は「次は最も厳格な環境保護制度、最も厳密な法治の構築に取り組み、『生態レッドライン體制』は最も厳格な制度の中の第一項といえる。生態レッドライン體制は具體的には3つの方面がある。まず、區域を區畫し、脆弱な地域、例えば大河の水源を開発禁止區域に區畫して開発建設を禁止し、政治上の業績をGDPで評価しない。第二に資源消費の上限を設け、例えば石炭の消費量や自動車の臺數を抑える上限を設ける。第三に汚染物質排出の下限を設け、例えば4つの主要汚染物質の排出量に具體的な下限を設ける。この3點を合わせて生態レッドライン體制が構築される」と解説。
また、將來的には生態レッドラインを幹部の評価指標にし、生態レッドラインで政治上の業績を判斷し、幹部任命時に生態レッドラインの業績をみると提案。「これは幹部登用制度の改革、リーダー體制の改革でもあり、生態文明建設を政治建設の改革に取り入れることになる」と語る。
夏主任は「生態環境問題は生態環境保護と経済利益の衝突を明るみにした。次の改革目標は美しい山河も、金山銀山もあるウィンウィンの実現だ。総體的に、これまで政府は発展の利益を重視し、環境保護を低い位置に置いてきた。こうした方面の調整で生態文明が他の分野にまで関連することになる。生態建設のために経済発展の速度を緩めるのも必要なことだ」との見方を示す。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2013年11月7日