國連の潘基文事務総長が26日、「中國の世界におけるリーダーシップが、今週はっきりと示される」と感慨にふけっていた頃、中國の習近平國家主席は米國の國事訪問を終え、國連創設70周年の一連のサミットに出席するためニューヨーク入りした。習主席と潘事務総長は27日午前、世界女性サミットを主宰した。習主席の世界女性サミットの主宰は、中國の責任を示したと評価されている。習主席はその前日、國連開発サミットで演説した際に、何度も割れんばかりの拍手によって遮られた。「中國が貧困國の開発に20億ドル規模の支援を公言」が、海外メディアの報道の重點になった。ドイツのテレビ局は、「これは大國の序曲だ。習主席は今回訪米し、オバマ大統領と會談し、國連のサミットに出席することで、世界により大きなパワーを示した。これは未來の世界的な大國のシグナルだ」と報じた。

?女性事業に1000萬ドルを拠出

習主席と潘事務総長は27日午前、世界女性サミットを主宰した。習主席は、「我々はたゆまぬ努力により、女性発展の問題で広い道路を切り開く」と述べた。習主席は女性の発展に関するいくつかの提案を行い、「女性の権益を法制度化し、家庭內暴力を含む女性に対するすべての暴力を取り除き、女性の発展に適した環境を創る。中國は世界の男女平等事業により大きな貢獻をする。そのために、中國は國連に1000萬ドルを提供する」と述べた。習主席が談話を終えると、現場では割れんばかりの拍手が鳴り響いた。

BBCは、「今回の世界女性サミットは、歴史的な1995年の北京宣言と行動綱要を記念し開かれた。この2つの文書は女性および女児の権利の促進に向け基礎を固め、武力衝突における女性の権利を保障する重要な國際的な義務に向け地ならしをした。各國の政府と非政府組織は20年前に北京市の懐柔區で、より大膽な目標を設定し、男女平等と女性の権利を促進することで合意した」と伝えた。