王毅國務委員兼外交部長(外相)は5日夜、「新型コロナウイルスワクチン協力國際フォーラム」第1回會議の議長を務め、5つのコンセンサスをまとめた。外交部(外務省)ウェブサイトが伝えた。
(1)出席各者は、新型コロナウイルスワクチンの國際公共財としての重要な意義を再確認し、発展途上國におけるワクチンのアクセシビリティとアフォーダビリティの確保のために引き続き努力し、各國政府、企業、國際組織と協力して、発展途上國、特に後発開発途上國に可能な限りワクチンを提供するよう各國に呼びかける。
(2)各者は、世界保健機関(WHO)の要請に基づき、最高の衛生基準に従いワクチン開発?生産を行い、安全で効果的、高品質で安価な新型コロナワクチンを提供し、輸出、供與、共同研究、ライセンス生産、技術移転を通じて発展途上國のワクチン生産能力を高めるべきであると考える。
(3)各者は、世界貿易機関(WTO)などの國際機関が、新型コロナウイルスワクチンの知的財産権保護の免除について早期に決定を行うことを支持する。各國が引き続きWHOの「COVAX」推進を支持することを期待し、國際金融機関に対し、発展途上國のワクチン調達と生産のために包括的な融資支援を行うよう呼びかける。
(4)各者は、ワクチンに関する國際協力を一段と強化し、世界各國におけるワクチンの公平で合理的な分配を促進することを期待する。我々は、ワクチン?ナショナリズムに反対し、ワクチンや原材料に関する輸出制限の解除を呼びかけ、自國企業によるワクチン開発?生産の國際協力を支持する。
(5)各者は、WHO緊急使用リスト制度の重要性を再確認し、各國政府に対し、入國管理措置を検討する際には科學的かつ差別のない原則を採用すること、関連するWHO認証制度を尊重することを呼びかける。各國はワクチン監督?管理政策面の意思疎通と調整を強化すべきだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年8月6日