近日、國家発展改革委員會（発改委）関係部門は、続々と各地の重要インフラ建設プロジェクトの進展狀況の調査研究に赴いている。１―４月のデータによると、関係部門が承認した重要プロジェクトと各省で著工した重要プロジェクトの數は揃って増加傾向にある。第２四半期に入り、この傾向が一層強まっている。２３日付中國証券報が伝えた。

◆１―４月、重要プロジェクトの建設が加速

各省の発展改革委員會が公表した最新データでは、１―４月、各省の建設中重要プロジェクトは數の面でも投資額の面でも、明らかな加速傾向が示されている。

湖南省発改委のデータによると、１―４月の全省の建設中の１億元規模以上の重要プロジェクトは１２３９件、うち４月に新規著工した１億元規模以上プロジェクトは２２３件で１―３月より増加ペースが加速している。福建省の１―４月の建設中プロジェクト３６９件の投資額は前年同期比５２．８％増の１１３６億元で、伸び率は２０１１年同期より８．９ポイント拡大した。天津市発改委によると、２０１２年、同市が決定した重點建設プロジェクトは全部で７０件、投資総額は７２４６億元で、年內の投資額は１３２８億元となっている。

４月、甘粛省の劉偉平省長は「甘粛省は２０１２年、９０件の重要建設プロジェクトを決定することになっている。投資総額は５８２９億元で、年內投資額は１０００億元以上になる」と述べた。一方、浙江省現地メディアの報道によると、２０１２年以來、浙江省は既に十大重點分野の重要プロジェクト１０１６件に４０００億元以上を投入しており、また９１件の重點工業プロジェクトの実施についても検討中であり、年內さらに３６３億元が投下されると見られる。