安倍氏は岸田氏を外相に任命したが、岸田氏は外交家ではない。厖氏は、「経験のない人物を外相に任命したことから、安倍氏が外交政策の決定権を自ら握ろうとしていることが分かる。具體的な対米関係、対中関係、対韓関係、対露関係等は、安倍氏が自ら取捨選択し、優(yōu)先順位を決めるだろう」と指摘した。日本の外交は近年亂れており、外相は誰もが嫌がるポストになった。高村正彥元外相等、豊富な外交経験を持つ人物は外相就任を避けており、未経験者を選ぶしかなかった。釣魚島（日本名?尖閣諸島）問題で強(qiáng)硬な姿勢(shì)を示している小野寺氏は、防衛(wèi)相就任後に日本の安全保障に関する職権を握ることになる。厖氏は、「小野寺氏の就任により、日本の防衛(wèi)政策の右傾化が加速するだろう」と懸念する。しかし一方で、公明黨の太田昭宏前黨首が、海上保安庁を管轄する國(guó)土交通相に任命された。公明黨は中國(guó)に対して友好的な政策を?qū)g施しており、太田氏本人も中國(guó)の関係者と良好な関係を維持している親中派だ。厖氏は、「國(guó)土交通相は、釣魚島海域を管理する海上保安庁を管轄する。太田氏をこのポストに任命したことから、安倍氏は、釣魚島問題で中國(guó)にあくまでも対抗するつもりはなく、対中國(guó)関係の改善に向け余地を殘したと見られる」と分析した。

「人民網(wǎng)日本語版」2012年12月28日