10月7日は今年のGW「國慶節連休」の最終日。「買い物狂」や「観光マナー」といったキーワードを巡って中國人観光客が現地メディアの注目を集めた。今月、米政府が財政問題を理由に政府機関を停止したが、現地の旅行會社は「最悪のタイミング」、「稼ぎ時の中國の7連休を逃すことになった」などと不満を漏らしている。英「デイリーポスト」は、「中國の買い物狂が英國の高級ブランドショップに流れ込む」と題する文章を発表。中國人観光客のロンドンでの一人當たりの平均消費額は8000ポンドで、これは中東諸國の富豪を上回るという調査結果を紹介した。仏國のある旅行會社は、中國の新「旅行法」が実施された影響で、今年のGWの中國人観光客數には減少傾向が見られたが、依然消費は好調だったという。

香港メディアは4日、「中國人観光客が米政府の観光名所閉鎖に抗議　旅行業者に賠償を求める」と報じた。報道によると、イエローストーン國立公園など米國の観光名所を訪れた中國人観光客が門前払いを食らったという。國際旅遊業新聞網は7日、「中國のGWは観光を促すことが目的で、米國は中國人がまず目をつける観光地」であるため、米國の旅行會社にとって、米政府の機関停止は最悪のタイミングだと報じた。また、「多くの中國人観光客が數年間貯金して米國観光を実現し、自由の女神やイエローストーン國立公園、グランドキャニオンなどの観光名所を訪れた。しかし、実際にはいずれもの名所も見ることができず、米國の政治闘爭に失望している」と旅行業関係者の話を交えて報じた。25人の中國人観光客を請け負ったある小さな旅行代理店は、イエローストーン國立公園をスケジュールに組み込めなかったがために１萬ドルの損失を被ったという。「我々のような小規模な代理店にとってはとても大きな打撃」と今年のGWの米國での悲慘な狀況を紹介した。

「中國網日本語版（チャイナネット）」2013年10月9日

関連ニュース

• 海外メディアが見たGWの中國人観光客①米政府の観光名所閉鎖に抗議
• 海外メディアが見たGWの中國人観光客②中東諸國の富豪を上回る消費額
• 海外メディアが見たGWの中國人観光客③マナーにも大きな変化
• 海外メディアが見たGWの中國人観光客④新旅行法の実施で人數が減少