米國のこうした狀況とは打って変わり、英國は今年溢れんばかりの収益をあげた。英「デイリーポスト」は4日「中國人買い物狂が流れ込む」と題して、「國慶節(jié)連休」に多くの中國人観光客がロンドン市內(nèi)西區(qū)のブランド店街でブランド品を買いあさり、異様な光景を見せたと報じた。報道によると、中國の顧客市場は巨大で、英國のブランドメーカーの競爭も激しさを増しているという。店頭には中國語を話せる店員や中國語の表示、そしてあらゆる手を盡くして売れ行きの良いブランド品を揃え、中國人観光客のニーズを満たすよう努めている。中國人観光客のロンドンでの一人當たりの平均消費額は8000ポンドで、この金額は裕福で知られるサウジアラビア人が倹約的に思えるほど。「ロンドンを訪れる中國人はお金持ちが多いが、フェラーリで市內(nèi)の渋滯を引き起こす中東諸國の観光客と比べ、中國人は靜かで禮儀正しい。買い物を終えると地下鉄で帰り、車內(nèi)では席も譲る。中國人は名も知られないホテルに泊まり、服やバッグ、寶石などに數(shù)千ポンドも払っても惜しむことはない」。中國人観光客はロンドン市場の「ポンド箱」となっており、英國に経済刺激効果をもたらしている。現(xiàn)在英政府はより多くの中國人観光客を引き付けるため中國人に対するビザの緩和策を検討しているという。
ドイツ紙『ベルリーナ?モルゲンポスト』は7日、「商品は全て本物」と題した記事で、「中國人観光客はドイツやヨーロッパメイドのアクセサリーや時計、洋服や革製品、生活用品を買うのが好きだ。有名な観光スポットであるシュヴァルツヴァルトに行っても、高級ブランドブティックが軒を並べるフランクフルト市內(nèi)の「Goethestr」に行っても、中國人観光客の姿を見かける」と伝えた。ドイツで免稅商品を購入する中國人観光客の支出額の平均は610ユーロ(約5000元、日本円で約8萬円)に上る。ここまでの「大金」をはたく中國人に比べれば、アラブやロシアなどのヨーロッパの常連観光客も見劣りがしてしまうほどだ。一方、韓國メディアの7日付の報道によると、10月1‐7日、中國人観光客が訪れたことにより、韓國の百貨店では売上高が猛烈な勢いで急増し、前年同期の伸び率に比べ100‐150%増となった。1000萬ウォン(約5萬6000元、日本円で約90萬円)の家具を買って帰る豪快な中國人観光客もいるという。韓國老舗デパート?新世界百貨店が7日に発表した統(tǒng)計データによると、中國人観光客は、一人あたりの消費額が平均200萬ウォン(約1萬1000元、日本円で約18萬円)で、日本人の3倍に上り、驚異的な購買力を持っている。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2013年10月9日