小売業の技術変革を後押し
蘇寧控股集団の張近東會長は、2018年はビッグデータが技術段階から応用段階に急発展する1年で、ビッグデータはモノのインターネット、ブロックチェーン、スマートシティ、AR、VR、AI、音聲認識などで注目され、近い將來にリテール業の未來を大きく変える可能性があると見ている。
中國電子商務研究エンターの曹磊主任は、「以前、データは販売サイドとマーケティングサイドで駆動するだけだったが、今後は商品サイド、サプライチェーン、物流、さらには生産サイドで全面的に駆動する。商品とユーザーは小売業とECにとって最も重要な資産だったが、ビッグデータ時代はビッグデータが最も重要な資産になる」と話した。
オンライン?オフラインのデータのリンクを重視し、2017年國美たんぽぽ計畫は國美オンライン、國美Plus、國美管家、國美海外購、國美酒窖を國美アプリにまとめ、オンライン?オフラインを繋げ、インターネットを基礎、データを中心とするオンライン取引、実店舗利用の共有プラットフォームを構築した。たんぽぽ計畫を通し、國美のオンライン?オフラインのサプライチェーンのデータ、取引データ、サービスデータ、會員データは全面的につながり、國美のデータのミドルオフィスとなり、ビッグデータ工場が形成された。
ビッグデータにサポートされ、國美はサービス體系をアップグレードし、「出帆計畫」を打ち出し、注文?配送、設置、メンテナンス、顧客サービスの全面的な可視化、標準化を実現。工場のバックグラウンドデータとリンクし、ワンクリックで修理を予約する機能を導入した。
産業チェーン全體を見ると、ビッグデータの最大の効果は生産サイドからカスタマイズできる點である。小売業はその準備に入っている。國美はビッグデータをサプライチェーンに応用し、C2Mを用いた逆方向カスタマイズ、生活用品、スマート製品の拡張、正確な商品選びとマーケティングを実現し、第三者のサプライチェーンと補強し合い販売効率を高め、消費者の品質化、個性化、スマート化というニーズを満たし、品質向上と商品構造の合理化を促進している。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月18日