第6回中國産業國際競爭力フォーラムがこのほど上海で開幕した。フォーラムでは、上海市が新エネルギー、民用航空製造業、新エネルギー自動車、先進的な重大設備など9つの重點分野において、ハイテク産業化を全面的に進めることや、推進に向けた目標が発表された。「東方早報」が29日に伝えた。
上海市経済?信息(情報)化業務委員會の金興明?副主任はフォーラムで、「上海では今後3年以內に、商用飛行機エンジン開発?テスト基地の建設をスタートし、航空電子開発センター、民用航空関連産業基地一期建設を終了させ、航空特殊材料の開発?生産能力を初歩的に作り上げ、飛行機のメンテナンス、航空物流、航空レンタル、航空金融など関連のサービス業を育成し、上海を國家級の民用航空産業基地とする」と述べた。
同市の民用航空業は今後、5つの地域に分けた産業分布が行われ、▽浦東張江南區には大型旅客機デザイン開発センター▽浦東空港南側には大型旅客機組み立て製造センター▽閔行紫竹には民用機サービスセンター、商用飛行機エンジン開発センター、航空電子開発センター▽寶山大場にはコミューター機組み立て製造センター?試験飛行場▽浦東港の付近には民用航空関連産業基地--が建設される。
金副主任は「上海では2012年までに、コミューター機『ARJ21-700』が年間30機生産できるようになるだろう。市全體の民用航空製造業の生産規模は200億元に達する見込みだ」と述べる。(編集SN)
「人民網日本語版」2009年10月30日