中國航天科技集団公司のウェブサイトが伝えたところによると、同社は10月3日午前8時25分、中國衛星初の軌道修正による宇宙ゴミ(スペースデブリ)回避に成功した。人民網が1日に伝えた。
軌道制御のミッションは順調な成功をおさめた。軌道高度の誤差は4メートル以下、離心率の誤差は10萬分の3以下、衝突確率も大きく減少した。操作は國內が制御できる範囲內で段階を踏んで実施され、安全性は良好だった。これにより、中國の衝突回避対策システム形成において、初の成功例がもたらされたこととなる。
10月1日午後5時、関連の観測ネットワークからの通報と中國観測ステーションの観測により、宇宙ゴミが3日早朝4時半ごろに中國の衛星の軌道に接近することが確認された。最短距離は約200メートルで、衝突の可能性は大きいと見られた。
「人民網日本語版」2009年11月2日