▽中日は危機(jī)の回避を
中國社會(huì)科學(xué)院日本研究所の金煕徳?副所長によると、昨年6月18日に中日両國がまとめた合意案には、ガス田「春暁」の開発に日本が參加することと、北部の海域をもう1カ所選んで共同開発をすることが盛り込まれた。「開発參加と共同開発は二つの異なる考え方だ。前者は、主権は中國にあるという前提の下、日本企業(yè)が、中國で展開する全ての海外企業(yè)と同様に、中國にある企業(yè)に投資することができるということを指す。後者は、主権の問題を棚上げするという前提の下、両者が共同開発することを指す。『天外天』は論爭のない海域に位置しており、共同開発や開発參加などの問題にはかかわらない」。
中國全國日本経済學(xué)會(huì)の馮昭奎?副會(huì)長は、ここ2年で大きく改善した中日関係が「天外天」問題で後退することは避けなければならないと呼びかける。日本の政局は不安定で、経済も困難に直面しており、オバマ大統(tǒng)領(lǐng)の就任で日米関係にも変化があることが予想される。日本は今こそ、周辺諸國と良好な関係を築くことを必要としている。「日本の政治家の一部がこの事件を利用して民族主義の情緒をあおり、政治力を高めようとする可能性もある」と馮副會(huì)長は語る。
金副所長によると、中日関係は現(xiàn)在、共同の利益と相互の不一致が共存する段階に入っている。共同利益は不一致よりもはるかに大きく、中日関係を発展させる原動(dòng)力となっている。だが不一致が存在する以上、ある程度のトラブルの発生を避けることはできない。「中日関係は現(xiàn)在、これまでにない複雑な局面を迎えており、いかなる出來事も誇張報(bào)道の対象になりうる。中日両國の政府と各界は中日関係を促進(jìn)する活動(dòng)をさらに行い、故意の誇張報(bào)道を防止する責(zé)任がある」と金副所長は指摘する。
「人民網(wǎng)日本語版」2009年01月07日
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