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中國(guó)の農(nóng)民のために憤る日本人

タグ: 中國(guó) 農(nóng)民 日本人 農(nóng)産品 日本の農(nóng)業(yè)

発信時(shí)間: 2010-05-04 11:27:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の農(nóng)林中金総合研究所で所長(zhǎng)をしていた上山さんは、非常に真面目な人で、80歳を越える高齢にもかかわらず、中日間の民間交流に自らの力の及ぶ限り取り組んできた。

あるとき上山さんは、2袋の落花生を持って來たことがある。ビニールで密封包裝された同じような落花生を指差し、粒の大きさや加工、食べた時(shí)の歯ざわりはほぼ同じだが、その優(yōu)劣を見分けることが出來るかとたずねた。この2つの落花生は4倍近くの値段の差があると言う。

私と同僚は結(jié)局、それぞれの味の違いを見分けることは出來なかった。レシートには1030円と240円とある。もう一度よく見ると、重さは共に500グラム、パッケージの品質(zhì)にも違いはなかったが、1つには中國(guó)産、もう1つには千葉県産と印刷されていた。

農(nóng)産品の生産コストは國(guó)によってそれぞれ異なる。しかし上山さんは、日本で売られている中日の農(nóng)産品が、品質(zhì)は同じながらかなり違う値段だということに対して「こんなに安い価格だと、同じように働いている中國(guó)の農(nóng)民たちの本當(dāng)の労働の価値を具體的に表すことはできるのだろうか」と容認(rèn)できない表情で、1年中働き続けている中國(guó)の農(nóng)民がなぜ、國(guó)際市場(chǎng)でこのような不公平な待遇を受けなければならないのだろうかと憤っている様子だった。

東京大學(xué)農(nóng)學(xué)部を卒業(yè)した上山さんは、マルクス主義政治経済學(xué)にも造詣が深い。ずっと農(nóng)林業(yè)に攜わってきたことから、日本の農(nóng)業(yè)の専門家でもある。そんな上山さんによると、農(nóng)産物は産地から消費(fèi)者の手に屆くまで多くの順序を経なければならず、一般的に日本では最終的に生産者の取り分は、小売価格の半分から6割前後だという。では、はるばる遠(yuǎn)くから商社を通して日本で売られる低価格の中國(guó)産落花生は、最終的に中國(guó)の農(nóng)民の手にどのくらい入るのだろうか。

上山さんは落花生以外にも、2種類のにんにくを持ってきたことがある。1つは1個(gè)150円の日本産、もう1つは3個(gè)80円の中國(guó)産。形は少し違っていたが、3個(gè)80円の中國(guó)産は、日本産1個(gè)の約半分の値段に過ぎない。

「日本の農(nóng)業(yè)はかなり政府の政策やサポートに頼り、農(nóng)業(yè)協(xié)同組合は農(nóng)民の利益を農(nóng)民を保護(hù)する組織で、そのため農(nóng)産物の価格は一定の範(fàn)囲內(nèi)に保たれている。中國(guó)と日本では労働力の価格や価格體系、貿(mào)易體系など様々な違いがあるが、同じ品質(zhì)の同じ農(nóng)産物なら、中國(guó)産でも日本では日本産の7割から8割の値段で販売されてもいいだろう」

上山さんは、値段が低ければ低いほどよく売れるというものではなく、逆に価格が安いと品質(zhì)が悪いのではないかという錯(cuò)覚を抱かせるという。また中國(guó)から輸入される大きな袋入りの農(nóng)産品は、品質(zhì)や大きさがまちまちで、それが価格を抑えている原因だと指摘する。

隨分年月が経った。かつて上山さんは、暑い中で汗を流しながら懸命に働いている中國(guó)の農(nóng)民の話をし、中國(guó)の農(nóng)民の取り分が極めて少ないことに話が及ぶと、とても腹立たしい表情を浮かべていたが、私は今でもその表情を忘れることができない。

日本には上山さんのような、中國(guó)に対して友好的な人は多い。これはもしかしたら日本と中國(guó)の文化の源は同じことによるもので、特に年齢の高い人たちの中には中國(guó)に対してごく自然な親近感を持っているような気がする。中日の友好が今日のように非常によい狀態(tài)なのは、そうした人たちのおかげだろう。そしてそうした人たちは、最初から最後まで中日友好発展のしっかりとした基礎(chǔ)である。

「中國(guó)網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」 2010年5月4日

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